強みとは何でしょうか?
ずばり、強いことです。
その強いことは、時に本人にとっては大切な武器にも思えてきます。
更に、人に負けない強さが自分に有ると思えるだけでも自信になります。
それが強みです。
自分が自覚する長所や特徴と言い換えても良いと思います。
そのため、強みを知る意味は、自分に自信を持つことが出来るのはもちろんのこと、自己肯定感を高めることに繋がります。
キャリアカウンセリングを通して強みを見つける
「自分の強みの見つけ方の方法を教えてほしい」と就職支援している大学生たちから質問を受けます。
自分では何が強みなのか分かりにくいかも知れません。
私の学生に対する「キャリアカウンセリング」では、強みを発見するために、これまでの人生において長く続けてきたことを質問していきます。
まず、過去の活動を思い出してもらいます。
すると、ピアノ・書道・スポーツ・ボランティア活動・学業への取り組みなど、様々な体験が出てきます。
そして、経験談を共有し、「その経験を通して培った力は何か」を聞いていきます。
答えとして、粘り強さ・根性・チームを支える力・最後までやり遂げる力など、色々な答えが挙がってきます。
その答えから、自身の強みが発見出来るよう丁寧にヒアリングをして気づいてもらいます。
話をしながら本人が気づくこともあれば、こちらから伝えることもあります。
お話の中で、
「○○というのがあなたの強みなのではないですか?」と話すと、
「そうだと思います、はい、感じていなかったけれども今思うと強みだと言えます!」
と明るく言ってくれることが少なくありません。
やりとりを経てご自身も納得されるのが、キャリアカウンセリングの中の「強み発見カウンセリング」です。
自身の体験から強みが見つからないとき
「一つのことを長い期間継続したことで培った力」は一つの強みになるのです。
しかし、長い期間の体験がない場合や、上述の培った力が腑に落ちない方の場合もあります。
そういう時は、「ご自身が大切にしていて、譲れない価値観」を聞いていきます。
例えば、自分の大切にしている考え方をテーマとして聞いてみます。
時間厳守は絶対だ、締め切りの期日を守る、友達を大切にしたい、準備を万端にして本番を迎えたいなど、譲れない行動特性を分析することで見えてくるものがあります。
これが、「自分らしさ」の価値観です。
その自分らしさを守るために発揮する力が強みだとも言えます。
自分らしさの価値観は、スケジュール管理力・共感力・事前準備力・セルフマネジメント力などに言い換えることが可能になります。
強みは自己分析でも他者分析でも見つけることができる
ここまでのプロセスは、一人で自己分析を進めながら強み発見に至ることが出来ます。
また、カウンセラーにキャリアカウンセリングをしてもらうことで、自分が気づいていない「自分」を引き出してもらえることも出来ます。
自己分析で発見できるに越したことはないですが、他者分析もお勧めです。
強みを見つけて育てる方法
最後に、自分の強みを見つけて育てていく方法をお伝えします。
上記で、継続する経験をすることから見えてくるのが強みとお伝えしました。
つまり、続けてみることが強みを育てるコツになります。
また、強みを気づいていないことがあるため、気づけるような取り組みが大切となります。
そこで、日記を書いてみましょう!
・1日数行で良いので、振り返り日記を書いてみる
・どんなことがうまくいったのかを書いていく
・工夫した点や試行錯誤したことを書いていく
・自分を認めて、褒める言葉を付け加える
日記を続けることで、自分のこと(行動特性)に気づけるようになります。
そして、小さな成功体験を積み重ねていけば強みに変わります。
自己肯定感の高まりと自信を得られること、間違いなしですよ。
まとめ
ちなみに、私は7年間毎日日記を書き続けてきました。
書いているうちに、私の強みが分かってきました。
強みは何かと聞かれた時に、
「対応力がある」「頑張れる人」「人に優しい」などがすぐに挙げられます。
皆さんは、ご自身の強みを認識されていますか?
ご自身の強みを知って、就活や面接に臨みましょう。
この記事へのコメントはありません。