皆さんは、悩みを抱えたときにどのように対処していますか?
一人で考えて何とか解決しようとしていますか?それとも誰かに相談しながら解決していますか?
自分で何とかしたいと努めてもとても解決できなそうな場合は、他者の力を借りたくなりますね。
まず、聴いてもらうことから支援を求めることでしょう。
そこで有効な方法のひとつに、カウンセリングがあります。
みなさんも、街中で○○カウンセリングと名の付く「カウンセリング」を目にすることがあると思います。
美容カウンセリング、瘦身カウンセリングなどは身近であり利用されているかたも多いと思われます。
商業的なカウンセリングでは、悩みを相談し必要な対処方法を提供してもらうという流れが多いです。
困っている部分に直接的に作用する商品を紹介する、施術を提供する事前のヒアリングをカウンセリングと名付けているようです。
手軽に使われるようになったカウンセリングだからこそ、本来の意味や目的をおさらいしておきましょう。
カウンセリングの意味
「心理相談」ともいわれ、専門的知識や分析力、話術をもつカウンセラーがクライアントと対話し、クライアントが抱える悩み事を一緒に解決出来るよう関わっていきます。
文部科学省では次のように定義しています。
カウンセリングは、人間の心理や発達の理論に基づく対人援助活動であり、個人の成長を促進し対人関係の改善や社会的適応性を向上させることから、様々な領域の対人援助サービスの専門家がそれぞれの場面で活用している。学校教育においても、カウンセリング心理学に基づくアプローチが児童生徒の人格形成や様々な問題解決に有効であることから、教員を中心としたスクールカウンセリング活動が実施されている。文部科学省
上記のことから、クライアントの年代や心理的な背景を考慮して、しっかりと傾聴する援助の形式であり、スクールカウンセラーの役割の重要性を理解できます。
学生以外でも、心理や発達を考慮して行われるカウンセリングは、自身の問題解決を進ませる意味でも効果的であると言えます。
カウンセリングの目的
自分自身のことや抱えている問題を思いつくままに話していくことで、何が問題なのかに気づくことができます。
また、偏っていた考えを改めることにも繋がります。
クライアントの考え方や捉え方の変化による問題の解決がカウンセリングの目的です。
カウンセラーは、相手が話している間は口を挟むことなく相槌をうち、頷く表情をしてしっかりと傾聴していきます。そのため、クライアントは自分の話を聞いて貰えたという満足感が得られ心が軽くなります。
また、話すことで考えを整理することができます。
気持ちが前向きになり現状を良くしていこうとする気持ちがわいてきます。
それこそがカウンセリングの目的と言えるでしょう。
カウンセラーである私も、実はカウンセリングを必要とするときもあります。
客観視が出来ないくらい行き詰まり、思考の癖が出てしまい堂々巡りする場合があります。
そんな時は、カウンセラーの友人に話を聴いてもらいます。
時系列に起こった悩みを話していくと、他者視点を持つことが出来、冷静に見つめられるようになるという変化が起こります。
他の方に共感してもらえたことが嬉しく、自信を持てるようになります。
まとめ
悩みの解決法は、実は自分の中に有るのだと思います。
要は、一人で立ち向かっていく前に背中を押す役目がカウンセリングなのではないでしょうか。
皆さんも、ご自身を見つめ、変わる勇気を持てるようになる経験をしてみてはいかがでしょうか。
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