相手を想うことから始めませんか？

本日は、JA常陸大宮地区女性部の総会で１時間お話させていただきました。
「女性のためのコミュニケーションマナー　第一印象と聴き方のヒントを生活に取り入れましょう」をテーマに私の体験談を盛り込み聞いていただきました。話している間、ご参加の皆さんのうなずきと笑いの反応を有り難く頂戴しました。

日頃、学生の支援をしていて感じることがあります。
「この学生は、第一印象で損しているなあ・・」と思うことが少なくないのです。

第一印象にはどんな意味があるのでしょう？

それは、動物に本来備わっている、自分自身を守るための防衛本能に起因しています。第一印象で判断し、相手が危険な存在かどうかをキャッチしているのです。向こうからやってくる動物が危険な存在であれば大急ぎで逃げなくてはならないからです。現在の人間にもそのような本能が残っていると言われています。

人間界の第一印象は「視覚的要素」つまり目から入る相手の情報で相手を判断することが多いでしょう。例えば、表情、態度、身だしなみなどがそうです。また「聴覚的要素」として耳から入ってくる相手の情報、挨拶、声の調子、話し方　などでもその人を判断してしまいます。　見え方と聞こえ方で、相手のことを、この人はこういう人に違いないと「決めつけ」てしまうのです。

勿体ないですね。中身は素敵な発想と考えで満ちているのに、第一印象が悪いとそこで終わってしまいます。
残念ながら、素敵な発想を聞こうとするところまでたどり着かないのです。

ご参加の皆さまには、そのことを理解していただき、「第一印象の磨き方」をお伝えしました。

また、後半は、カウンセラーである私自身の経験から「聴き方の磨き方」についてお話ししました。
「聴くこと」を増やすことが自分にとってどんなメリットがあるのか、
「話すこと」で相手の方の心の中にどんな変化が起こるのかをお話しました。

今日の講話の中で一番お伝えしたかったのは「相手を想うこと」の大切さでした。
マナーとは本来、相手を想うために存在するのです。また聴くことは相手を癒し、相手を想うことに繋がります。
世の中、人を思いやる人が増えて、幸せな気持ちがどんどん伝染するように広がっていくようになれば嬉しいです。

講話が終わった後にいただいた、辛口ジンジャエールのお味は格別でしたよ！

最後までお読みいただきありがとうございます。