こんにちは、きくみです。暑さがモワッと地面から湧き上がるような水曜日です。いかがお過ごしでしょうか?
今日の午前中は、大学3年生対象のキャリア教育の授業でした。約170名の学生が履修しています。
前回は初回ということで、就職活動の流れや現在の4年生の活動状況についてふれ、また働く意義についてグループで話し合ったりしました。最後にミニレポートとして「昔なりたかった職業、今なりたい職業」について記載してもらいました。そのレポートを分析して学生に伝えるところから今日の授業を始めていきました。
子どもの頃になりたかった職業数は、参加者の中で、なんと75種類!すごい数が揃いました。その中での人気第一位はケーキやさんです。先生、パン屋さん、野球選手、サッカー選手、戦隊ヒーロー、保育士、漫画家などと続きます。それ以外でも68種類出てくるのですから、賑やかです。傾向として子どもの頃、身近に意識した職業を選んでいたことが分かります。その順番は、今年度小学校1年生のなりたい職業アンケート結果とほぼ同じ内容になりました。
そして、読み進めていくと、大学生となった今でも子どもの頃になりたい職業に就きたいと思っている学生は、1割にも満たなかったのです。それは、体力面での挫折や興味の変化、新たななりたい職業の出現などが理由です。親からのアドバイスもありました。多くの学生が、自分自身の変化に気づくことができました。
成長とともにともに、次々変わる興味、自身の可能性を受け入れて新しい将来像を塗り替えていく作業がキャリアビジョンなのでしょう。様々な経験を大学生のうちに経験してもらいたいと心から願っています。
極端な話ですが、何かを選ぶ際に「知らないことの中から選ぶことはできない。」と思うのです。つまり、知らないことを減らしていき、知っていることの幅を広げていけば、選択の可能性を上げていけるでしょう。就職活動では、名前を聞いただけでは分からない企業さんをスルーせずに、業務内容や企業の概要を理解していけば、自分にとっての良い企業と出会えるチャンスになるかもしれません。そうは思いませんか?
何事もまずは、情報を集めて、行動してみることが大切なのです。キャリアビジョンを持ち、自分の未来を切り拓いていければ良いですね。
さて、授業は「こだわりたい労働条件とは?」についてお話ししました。この内容はまたいつかお伝えします。
では、暑さが気になる時期ですので、皆様も健やかにお過ごしください。いつも、お読みいただき、感謝しています。
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